認知症の検査と診断

受診してから、診断が下されるまでの流れ

認知症の診察は、「問診」から始まります。問診では、認知症に関連する症状、現在の持病や過去にかかった病気、家族の認知症歴などについて質問されます。問診の次に行われるのが、「認知機能テスト」です。認知機能テストでは、記憶力や計算力、判断力などの認知機能を調べます。さらに、他の疾患の可能性の有無を調べるために、血液検査など「内科的検査」で全身の状態を調べることもあります。
 また、認知機能低下は脳の疾患が原因となることが多いため、認知症が疑われる場合には、脳の内部の病変を調べる「画像検査」も行われます。これらの検査結果を総合的にみて、認知症かどうか診断され、その原因となっている疾患がアルツハイマー型なのか、脳血管性なのか、それともその他の病気によるものなのかといったことも鑑別されます。

認知症の診断の流れ

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問診
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認知機能テスト
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内科的検査
  • 聴診
  • 血液検査
  • 血圧測定
  • 尿検査
  • X線検査
  • 心電図検査
  • 髄液検査 など
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画像検査
  • CT
  • MRI
  • SPECT
  • PET など
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